開放感が魅力のオープンキッチンですが、「来客時など限定的なタイミングでは隠したい」「背面収納や手元だけでも隠しておきたい」「料理が終わったらダイニングやリビングからは見えないようにしたい」といったニーズもあると思います。
今回は、オープンキッチンを目隠しする方法やリフォームのアイデアなどを紹介します。オープンキッチンの目隠しでお悩みの方は、参考にしてみてください。
キッチンの条件によって目隠し方法はさまざま
一口にオープンキッチンといっても条件はさまざまです。代表的なオープンキッチンの種類としてカウンターキッチン(対面キッチン)、アイランドキッチン、壁付けキッチン、I型キッチンが挙げられますが、それぞれ露出している面の大きさや方向が異なります。
当然ながら、その形式によって目隠しの方法も変わってきます。
開放されている面をすべて隠すのは現実的ではないため、キッチンの条件によってどの面をどのように隠すのか考える必要があります。
簡単な目隠しであれば、業者を利用しなくても個人で実施可能です。ただ、希望によっては業者を利用して大規模な工事を行う必要があります。
賃貸であればDIY、一戸建ての場合はリフォーム業者による工事も選択肢に入りますが、どちらの方法で行うとしても、どこを隠したいのか、どこから隠したいのかを慎重に考えておくようにしましょう。
ちょっとした目隠しならプチDIYやインテリアで手軽にできる
小さなポイントであれば、以下のようなDIYやインテリアによる方法で目隠しできます。
本格的なリフォームができない賃貸でもおすすめの方法です。
正面を目隠しするなら突っ張り棒でのれんやカーテンを取り付ける
カウンターキッチンの正面を目隠ししたい場合は、DIYで簡易的なのれんをつくってみましょう。100均で手に入るカーテンや布、突っ張り棒などが利用できます。
一人暮らし用ワンルームでカウンターキッチンが設置されている物件も増えていますが、この方法であれば簡単に生活スペースとキッチンを分割できます。
手元だけの目隠しならカウンタースクリーン

アイランドキッチンや対面キッチンの油はね対策として利用されているカウンタースクリーンは、手元の目隠しとしても利用できます。
すりガラスタイプのものを選べば見た目もスタイリッシュです。そのまま食器棚として利用できるものもあります。
サイドを目隠しするならパーテーションを付ける
I型キッチン側面にパーテーションを付ければ、サイドの目隠しになります。
折り畳み式のパーテーションがおすすめです。キッチンのデザインやインテリアと合うパーテーションを選びましょう。
背面や手元を目隠しするなら高めの棚を置いてカウンター風に
アイランドキッチンは四方が開放されています。
背面など、いずれかの面を目隠ししたければキッチン台より少し高めの棚を置くといいでしょう。
対面キッチンもこの方法で手元を隠すことができ、簡単にカウンターキッチン風にアレンジもできます。
施工業者にリフォームや設置を依頼してワンランク上の目隠し

一戸建てなどであれば、業者に依頼してリフォームや大きな家具を設置することもできます。
工夫やアイデアがあればDIYで対応するのもおすすめですが、業者に依頼すればワンランク上の目隠しが可能です。業者に依頼する際のキッチンの目隠しアイデアをご紹介します。
ロールカーテンやブラインドなら来客の無いときは開けておける
ダイニングスペースや廊下との境界線にロールスクリーン、ロールカーテンやブラインドを設置できます。
簡単に開け閉めできるため、来客の無いときは開けておき、お客さんが来たらすぐに閉めることができます。
扉を設置してキッチンを部屋とわける
扉を設置して、キッチンとそれ以外の部屋をわけるリフォーム方法もあります。天井と床にレールをひいて、引き戸タイプの扉を付けるのが一般的です。
ブラインドや格子タイプの扉であれば、目隠しをしながら通気性も維持できます。
腰壁を手元より高めに付ける
腰壁とは、その名のとおり人の腰程度の高さの壁のことです。
キッチンの側面に腰壁を取り付けると目隠しになります。
実際に設置する場合には、手元より上の高さにしましょう。手元の目隠しになるほか、水はねなどを防ぐことができます。
カウンターキッチンのカウンターの上に窓を設置
カウンターキッチンの場合、カウンターの上に窓を設置する方法もあります。
窓枠をDIYする方法もありますが、リフォーム業者に依頼すると本格的な窓に仕上がります。
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